退職には必ずと言っていいほど「不安」が付きまとうものです。
「上司に嫌な顔されないだろうか」
「同僚に裏切り者と思われないだろうか」
周りにはなるべく迷惑をかけずスムーズに退職したいですよね。
しかし、前提として誰にも迷惑をかけず退職なんて無理です。上司や引き継ぎの人の協力なしではできないことですから。
自分の人生です。自分はやりたいことがあるのに、他人にいちいち口出しされる筋合いなんてないです。
ここでは、退職を上司に伝えるまでの『気持ちの持ち方』や『気をつけるべき行動』そして、『伝える方法』を3ステップでこれだ!というものをバシッと教えます。
自分はこの方法を使って退職したので、自信を持って解説します。退職を大成功させたい人は最後まで見ていって下さい。
本当に仕事を辞めたい人は「辞めたい」と会社内で言わない
あなたの周りにもいませんか。
同僚に「辞めたい辞めたい」言いまくる人。
「あれ?あいつ全然辞めなくね?笑」陰でそう言われてるかもしれません。
そう言う人に限って全然辞めませんから。
自分もそうでしたから、気持ちはよくわかります。辞める勇気がないから、口に出すことで満足してるんですよね。
そして、不思議なことに「辞める」という情報はたちまち広がり、上司にバレる大きなリスクになります。自分で辞めるのはまだ先だと思っていても、安易に口に出すのは辞めましょう。
辞めたいという気持ちは自分の中に収めてひそひそ準備を進めましょう。
なぜ上司は頭が硬い?会社を辞めさせてくれない
現在の中堅社員を中心に、「最後まで会社に尽くすのが忠義である」という考えが根強く会社に染み付いています。
理由は、現在の40〜50歳の人には、バブル崩壊後の就職難「就職氷河期時代」を経験しており、就職できた会社に思い入れが一段と強いからです。
退職日をはっきりと決めよう
まずは、退職日を決めましょう。
曖昧な日程ではなく、『◯月◯日に退職するんだ!!』とはっきり日程を決めましょう。
この退職日は月末(30か31日)にするのが無難です。
次に、【上司と1対1で相談できる日】を設定しましょう。
この日がいわゆるラスボス戦です。今後の人生を変えるであろう決戦日。ここさえ乗り越えればあとは手続きを進めるだけですから、ここが一番の踏ん張り時です。
十分な準備期間を設け、計画し、何を反論されても折れない鋼のメンタルを一緒に作りましょう。
この相談日は、退職日の3ヶ月前がおすすめです。
3ヶ月前?早すぎないですか?
伝えるのが遅くなってしまうと、『そんな急には無理』で片づけられてしまうんだ。会社側の都合を封じるためにも、十分余裕を持った状態で相談しよう。
最強の伝え方はこ・れ・だ!
STEP1 上司にメールでアポを取れ
さて、どうやって上司に伝えましょう。できれば周りの人が居ない環境で1対1の話合いがしたいものです。
業務が終わったあとでしょうか?それとも帰宅してから電話で伝える?
結論を言います。
・相談がしたいということをメールで伝える
いきなりまともに話したことない上司に面と向かって「辞めたいです」と言うのはハードルが高すぎやしないですか。
しかしメールであれば簡単。コピーして貼り付けるだけですよ?
さあ、メッセージアプリを開いて。
↓コピー&ペースト
お疲れ様です。
相談したいことがあるので、今からお電話よろしいでしょうか。
単なるメールではありません。この送信ボタンが人生を変える大きな一歩になります。ここさえできれば「よし、退職しよう」という覚悟ができます。
STEP2 電話で自分の気持ちを伝えろ
電話でのアポが決まったらいよいよ電話です。心臓のバクバクが止まりません。
伝えるべき事をあらかじめリスト化しておきましょう
・◯月◯日に退職したい
・退職する理由
・次にしたいことが決まっていて、変わる気はない
ここでとても大事なのが【退職する理由】です。
ネガティブな理由は絶対に避けましょう。それが本当であっても。
そもそも辞めたい理由なんて90%ネガティブな理由に決まっているでしょ。だってここまで悩んでるんだから。だけど間違っても「人間関係が悪いから」や「給料が低いから」なんて言ってはいけませんよ。
ポジティブな理由だけ言いましょう。「自分を成長させたくて〇〇を学びたい」「〇〇業界に前々から興味があって転職をする」など、ポジティブならなんでもいいです。ここで深掘りされても具体的に話せるくらい入念に考えておいて下さいね。
STEP3 対面での面談
電話でひと段落話がついたらおそらく上司が面談の機会を作ってくれる事でしょう。
ここでは、辞める理由や次はどの道に進むのかなどを、もう一度聞かれます。ここまで乗り越えたあなたなら簡単なお仕事でしょう。
自分の思いを丁寧かつ冷静に伝えましょう。堂々と胸を張って。自分の気持ちがしっかり上司に伝わっていれば、引き止められることないです。
さらに、退職日の再確認や仕事の引き継ぎ状況を確認などされることでしょう。退職日まで余裕があれば、ここの調整もスムーズにいきます。
【まとめ】結局は自分次第
ここまでお疲れ様でした。うまく上司に伝えられましたか?せっかく新卒で入った会社を1、2年で辞めるのは、とても勇気がいることですし、頭じゃ分かっていてもなかなか行動できないのはよくわかります。けれども時間というのは歳を重ねるごとにあっという間に過ぎていきます。行動しなければ未来は変わらないでしょう。悩み続ける若者の背中をそっと押して「辞めたい」と伝える勇気が出すきっかけになればと思います。
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