仕事を辞めたいんだけど、まともに貯金もできず、だらだらしたくもない仕事を続けていませんか?
職場を移動するとなると引っ越し代などたくさんのお金が必要に…
そ・こ・で!
雇用保険の中に失業手当という素晴らしい制度があるので紹介します!
このサイトでは、若者目線で失業保険の基礎知識などの、いくらもらえるのかを例を用いてわかりやすく解説しています。
失業手当とは 雇用保険加入者が条件を満たすと貰えるお金
「失業手当」は、「失業保険」や「失業給付」とも呼ばれますが、正式には求職者給付の中の基本手当のことを指します。
雇用保険の中のたくさんある給付のうちの一つと言うわけです。
失業手当は無職期間中の生活の不安を軽減し、就職活動をサポートするための国の制度です。
手当額は、年齢と賃金に応じて異なり、50〜80%が支給されます。のちに詳しく解説。
失業手当をもらうための条件はたったこれだけ!
自分って失業手当もらえるかな?
ざっくり言うと、通算1年以上雇用保険を納めている人が
退職したら失業手当をもらえるんだ!
まずは、君が雇用保険に加入しているか確認してみよう
※ここでは「自己都合退職」自分が望む転職や独立での退職についての解説をしています。
会社の倒産や解雇によって退職を余儀なくされた人は「特定理由離職者」に該当し、条件や待遇が異なります。
一つ目の条件が失業していることです。
詳しく言うと、就職する意思と能力があるのにもかかわらず、就職できていない状態のことを言います。
二つ目の条件が雇用保険に通算12ヶ月以上加入していることです。
この12ヶ月以上というのは、退職日以前の2年間のことを指します。
つまり、2年の間で転職の経験があっても、雇用保険の加入日数が合計で12ヶ月以上あれば大丈夫ということです。
失業手当がもらえる期間「所定給付日数」
失業保険がもらえる期間を「所定給付日数」と呼びます。
自己都合退職の場合、所定給付日数は以下の通りです。
1年未満 | 1年以上 10年未満 | 10年以上 20年未満 | 20年以上 | |
---|---|---|---|---|
全年齢 | なし | 90日 | 120日 | 150日 |
早期退職の場合、10年未満になるので給付日数が90日になります。
※雇用保険の加入日数が1年未満の場合、給付はありません。
失業保険がいくらもらえるのか
失業保険っていくらもらえるのか、ここが一番気になるところだと思います。
お手元に過去6ヶ月分の給与明細を用意してください。一緒に計算してみましょう。
STEP1 「賃金日額」を求める
自分が働いている場所での1日あたりの賃金を求めます。(賃金日額)
※ここで出てくる賃金とは、税金などが引かれる前の額面です。手取りではありません。
住宅手当や通勤手当は含みますが、ボーナスや退職金等の一時金は含みません。
賃金日額=退職前6ヶ月間に支払われた賃金総額÷180
STEP2 「失業手当の総額」を求める
全部でいくらの失業保険がもらえるのか計算します。
失業手当の総額=賃金日額×給付率(50〜80%)×所定給付日数
※ここの給付率(50〜80%)というのは賃金日額によって変動します。今回は60%として計算してみましょう。
これで「失業手当」の総額がわかりました。
この失業手当総額は一度に振り込まれるのではなく、28日ごとの失業認定後に振り込まれます。
ぶっちゃけいくらもらった?
今年で21歳
新卒入社 2年6ヶ月働きました…
ここ6ヶ月の平均月給は25万円です…
失業手当総額が517,140円になります。
そ、そんなにもらえるの!
↓実際の写真
5,749円×90日=517,410円
失業手当もらうまでの流れ
「失業の状態」でないと失業手当の申請はできません。
※在職中でもハローワーク窓口で失業保険の「相談」はできます。
ハローワークに行き、受付に「失業手当を受けたい」ことを伝えます。
受付終了後「ハローワークカード」と「受給資格者のしおり」を受け取ります。
申し込み後7日間は、失業状態で無ければなりません。
その後、2ヶ月間は給付制限期間となり、この期間は失業手当を受け取ることはできません。
受給資格決定後、「雇用保険説明会」に参加します。
説明会は約1時間で雇用保険受給中の手続きや申請書の書き方などの解説を受けます。
受給資格決定後、約3週間後に「失業認定日」が設定されます。←4週間に1回
ハローワークに出頭し、失業認定申告書に仕事をしていないか、求職活動をしたか、すぐ働ける状態かどうかを記載し、失業の状態を確認する日です。
認定日と認定日の間には、原則2回以上の求職活動実績が必要です。
求職活動の実績は以下の通りです
失業認定後、約1週間後に基本手当が振り込まれます。
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